セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

個人事業主を盾に文句を言うセラピストが、本気で個人事業主をつらぬけるとは思えない。

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わたしは個人事業主として、とある会社と業務委託契約を結んでいます。この契約がすごく自分には合っていて気に入っているのですが、中には疑問を感じるセラピストもいます。

 

今回は、業務委託契約だからこれはやりたくない!と主張するなら色々とやらなきゃいけないことも出てくるよ、ということをお伝えします。

個人事業主のセラピストとは?

もうすでにセラピストの方はご存知だと思いますが、今一度おさらいをしておきます。簡単に言うと、「自分でお店を経営している人」です。個人事業主とは、個人で経営しているお店のオーナーさん。

 

じゃあリラクゼーションサロンで働いている個人事業主はどういうことかというと、セラピストそれぞれが自分のお店のオーナーで、オーナーさんが勢ぞろいして1つのサロンにいる、という状態です。だから収入も人それぞれですよね。

 

そしてその個人事業主と業務委託契約を結んでいるのが会社。会社は、その契約に色々条件や特典をつけています。

・うちと契約するなら、独自の技術を教えるからそれで施術してほしい
・うちと契約するなら、こんな研修を定期的に受けてもらえますよ

などです。それを契約書を交わして、両方が納得して契約しています。

 

個人事業主のセラピストだからやりたくないこと

セラピストがよく主張するのは、

・業務委託契約なんだから、暇だったら帰りたい
・業務委託契約なんだから、これくらい休みたい
・業務委託契約なんだから、こんな書類書きたくない
こんなところでしょうか。

 

たしかに自分のお店のオーナー(社長)だったら、すべて自由に決められますよね。個人事業主であるセラピストもオーナー(社長)ですから、確かにすべて決められます。

 

個人事業主のセラピストが本当はやらなきゃいけないこと

個人事業主が個人のお店のオーナーだから、やりたくないことはやらなくていい、という理屈はわかりましたが、では逆にやらなきゃいけないこともあります。

 

・施術時間の管理と委託料の計算
・委託料をもらうための請求書発行
・自分が施術したお客さまとのトラブル対応(賠償もふくむ)
・使用する商材の確保や交渉
・使用するタオルなどの洗濯、業者に頼むなら交渉
・施設との家賃などの交渉

ちょっと考えただけでもこれだけあります。会社によって、業務委託契約の条件や特典で書かれているものもあるかもしれませんが、書かれていなくて会社がやってくれていることがあるとしたら好意です。

 

個人サロンのオーナー、と考えた方がわかりやすいかもしれませんね。個人サロンならトラブルが起きたらすべて自分で対応です。誰も何も助けてくれませんよね。

 

全部自分でできる覚悟があるセラピストが主張してほしい

個人事業主だけど文句言っちゃだめ、と言っているのではありません。おかしいと思ったことには主張していく必要があると思っています。

 

ですが、一部分だけを見て主張するのではなく、全部を受け入れた覚悟の上で主張してほしいと思うんです。確かにやりたくないことはたくさんある。でも逆に会社がやってくれていることもたくさんある。

 

すべてを総合的に考えてどうしてもおかしいと思うことがあるなら、堂々と主張してほしいと思います。