「あのセラピストと合わないな」とか「あのセラピストなんか苦手だな」とか、誰でも多少はありますよね。また他のセラピストから「あの子と合わないんだよね」と聞くこともある。
今回は、苦手なセラピストがいる場合の考え方を、お伝えしたいと思います。
考え方が似ているセラピストだから気になってしまう
たとえば、いつも自分の話ばかりするセラピストがいるとする。誰かが話をしていても強引に自分の話に持っていき、毎回ドヤ顔で終わるセラピスト。
実はわたしの周りにいるセラピストのことなのですが、ちょっと苦手だな、と思っています。いつも人の話聞かないな~と。
で、毎回毎回気になるんですね。またわたしの話さえぎったな~とか、またあの子の話さえぎって自分の話してるよ~とか。
でもよく考えてみたら、自分もそうなっている時あるかも、と思い当たったりします。自分のことばっかり、とか、人の話聞いてた?とか、言われたことたまにあったな、と。
似ているからこそ気になってしまうもの。これは、逆説的に考えると分かりやすいです。
考え方がまったく違うセラピストだと気にならない
逆説的にとは、「考え方がまったく違う」と気にならないということです。
たとえば、すごくどんくさいセラピストがいるとします。わたしはさっさと仕事を終わらせるタイプなので、どんくさいセラピストとは対照的。
なので、どんくさいセラピストを見ても「あぁどんくさいタイプのセラピストなんだな」、だけで終わります。なんだったら、手が空いているときはフォローしてあげればいっか、とさえ思います。
多少イライラすることがあったとしても、気にならないんですよね。苦手なセラピスト、とはなりません。
嫌いなセラピストは自分の鏡だと思って接してみる
改めてそういう目で見てみると、「あぁ、この子はこの話題が話したかったんだな。さえぎらないでおこう」と思えます。また「わたしがこの子の話をさえぎったこともあるのかもしれない」とも思えます。
以前のわたしなら「またさえぎってきた。強引にわたしの話に戻してやろう」とか思っていましたから。まったく相手と同じですよね。反省。
どんくさい新人セラピストにきつく当たるのは、実はてきぱき仕事ができるセラピストではありません。自分もどんくさいセラピストか、以前どんくさかったセラピストが、新人にきつく当たります。
これはどこか自分に似ているからです。見ていると気になってしょうがない。たとえ新人でも、です。
どうしようもなく苦手なセラピストがいる方は、自分と似ているからなんだ、と思うと接し方が変わります。試してみてください。