セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

雇い止めされた派遣社員に見る、依存体質では生き残れない現実。

f:id:shiracoblog:20171223100412j:plain

 

先日、永江一石さんが派遣社員の雇い止めの記事についてツイートしていたので、それに乗っかりました。

 

元の記事はこちらです。

www.huffingtonpost.jp

この記事を読んで色々と思うところがありましたので、わたし独自の考えですがお伝えします。

雇い止めにビクビクする自分に向き合えていたのか

ここ5年ほど、雇い止めされる日が来るかもしれないと、ずっと不安を抱いて過ごしてきました。部長と課長が2人で話している場面を見たとき、私の雇用をやめるか相談しているのかもしれないと不安がわき上がったものです。そんな気持ちを、日々の忙しさで紛らわせてきました。

この派遣社員の方は、3ヶ月ごとにお互いが更新してお仕事を継続されていました。そして17年間更新し続けたけれど、ある日突然切られたと。

 

部長と課長が話しているだけで、自分がクビ(正確には契約満了)になるかもとビクビクしてしまうような状況で、17年間も雇ってくれていたことの方が驚きではないでしょうか。逆に感謝するところでは?とさえ思えます。

 

不安がわきあがるということは、自分の仕事ぶりが対価に見合っていないと自覚している部分があったのではないでしょうか。

 

派遣社員だろうが正社員だろうが、「会社が絶対に手放したくない人材」になれなかったという現実に向き合って、今までの自分の働きぶりを振り返ることが重要だと思います。

 

雇い止めされない方法は資格をとることではない

40代までは「自分磨き」に熱心で、資格も10個以上取りました。大学に通うほど時間や金の余裕はないけれど資格試験は頑張れば受かる。自分のスキルを証明するものを手っ取り早く得らえる手段でした。 

読めば読むほど、疑問に感じることばかりです。

 

自分のスキルを証明するために、手っ取り早く得られる資格って何なのでしょうか。そもそも手っ取り早く取れる資格を10個持ってることは、自分のスキルを証明するものにはならないですよね。

 

資格が3つでもだめ、5つでも足りない、じゃあ10個で…って完全に方向性を間違えています。

 

依存体質のままだとどこまでも自分に向き合えない

一方で、労働契約法の改正でできた新たなルールで、いまの3カ月更新の契約から無期雇用に切り替わり、もうビクビクせずに働けるかもしれないとも思っていました。 

捨てられる前に法律のしばりで生きのびよう、という風にしか聞こえません。

 

ビクビクせずに働けるのは無期雇用に切り替わるからじゃない。自分が必要とされる人材になるから、ビクビクせずに働けるんです。

 

依存体質ではない派遣社員のために、問題点を改善することは必要だと思う

そんな環境で気持ちが隔絶され、自分が抱えている仕事や雇用の問題や悩みは自分だけの問題と思い込んでしまう。だけど、それはあなたたちの問題じゃない。社会や制度がもたらしたものなのだと伝えたい。

確かにそういう面はあります。わたしも昔派遣社員だったから分かる部分もある。

 

でもそれは、必要とされる人材になろうとしている派遣社員のために改善することであって、依存体質の方を無条件に救済するために改善するのではありません。

 

派遣社員であるメリットを生かせなかったのは自分自身

実はわたしも、派遣社員として働いていた時期が5年くらいありました。事務の仕事でしたが本当に苦痛で、なんで5年も勤めたんだろうと思うほどです。

 

なぜ苦痛だったのか。それは事務職の人たち(派遣社員も正社員も)が本当に会社のせいにして色々な不満を言っていたから。本当にわたしには合いませんでした。

 

でもその職場を選んでいるのは自分。強制的に会社に連行されて働いていたわけではないですし、何もかもすべて自分のせい。それに気づいて、さっさと転職活動を始めました。

 

派遣社員は残業をしなくてOKだったので、整体の学校に通い始めました。
派遣社員は責任のある仕事は外されていたので、学校にも打ち込めました。
そして半年後転職しました。

 

わたしの場合は、派遣社員であることのメリットを転職活動に生かしましたが、今いる会社に生かすことだって、当たり前ですができます。

 

合わないなら辞める。いたいならみんなの役に立つ。それだけだと思います。