セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

リラクゼーションサロンであれこれ指示をしてくるお客様には、どう対応するべきか。

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リラクゼーションセラピストを何年かやっていれば色んなお客さまに当たりますが、たまにいらっしゃるのが「あれこれ細かく指示をしてくる」お客さま。

 

具体的には、
「肩まわりだけで40分間やってほしい」
「残りの5分はこの部分だけでいい」
「そこじゃなくてもう少し下の所がいい」
「このやり方で施術してほしい」
「会計はこうしてほしい」
etc…

 

あるある〜!ですよね?笑
今回は、こういった「あれこれ細かく指示をしてくるお客さま」への対応方法です。

あれこれ細かく指示をしてくるお客さまの心理

まずあれこれ指示をしてくるお客さまは、

・ガッカリしたくない
・こうして欲しい!という要望が明確
・お金を払うんだから思い通りにして欲しい
・身体がつらくてイライラしている

だいたいこんな感じです。
よく考えてみれば、これって表に出さないだけで大多数のお客さまがセラピストに対して思っていることですよね。

 

あれこれセラピストに指示してくるお客さまというのは、ただただ自分の欲望に忠実で、自分が思ったことをストレートに口に出すタイプの方、というだけのことです。

 

セラピストは最初全部丸ごと受け止めてあげる

こういった要望がはっきりしているお客さまに、
「こうやった方がお身体はほぐれますよ」とか
「こちらのコースの方がオススメです」
とかセラピストが言ったところで、
「つべこべ言わずにオレ(わたし)の言った通りにしろ」
と思われるだけです。

 

そもそもリラクゼーションサロンは、治療目的ではなく「癒しの場」。ということは、こういったタイプのお客さまにとっては、明確に指示をしてセラピストに施術してもらうことが癒しなんです。リラクゼーションサロンの目的を考えれば、納得できますよね。

 

というわけで、最初は兎にも角にも「ニーズに応える=全部丸ごと受け止める」だと思って、プロのセラピストとしてお仕事しましょう。

 

要望に完璧に応えてあげるとお客さまに変化が起きる

全部丸ごと受け止めて何も反論せず、お客さまの要望通りに施術をするとどうなるか・・・大抵は精神的にすごく満たされます。

 

当たり前ですよね!
全部丸ごと受け止めて、理想に近い施術を提供したのですから。
「わーっこのセラピスト、やって欲しいこと全部やってくれる!最高!」となるわけです。

 

自分のことを丸ごと受け止めてくれた相手には、人は愛情を感じるもの。優しい母親と子供の関係と同じ。

 

この関係ができて初めて、「このセラピストの言うことに聞く耳を持ってみよう」と思ってもらえます。

 

指示をしてくるお客さまは指名客になりやすい

いったんお客さまが心を許すと、色々質問してきます。

「ぼく(わたし)に合うコースはどれですか?」
「どれくらいの周期がいいですか?」
「おまかせしていいですか?」

こうなってくると、もう確実に指名されます。

 

指示をしてくるお客さまとは、実はニーズが明確なお客さま。
そのニーズに確実に応えてあげれば、すぐに指名客になる確率が高い。

 

「わがままな客〜」とか「うわ〜地雷〜」 とか思わずに、「分かりやすくていいわ」とか「わたしが全部丸ごと受け止めてやるぜ」と思った方が、楽しく接客できますよ。