リラクゼーションセラピストなら、一度は経験したことがある「指名外し」。
指名外しと言うのかどうかはわかりませんが、一度指名されていたのにある日突然指名されなくなる現象のことです。つらいですよね。
指名外しはそんなに深い意味はないことが多い
一度指名を外されたし二度と指名してもらえないのかも…というのは間違いです。前回担当したときに何かよっぽどのことをしていない限り、その時の気分で「まぁ今日は誰でもいいかな」、となっていることが多いように感じます。
誰でもいいから肩だけをパパッと揉んでほしいとか、
ちょっとだけ気分を変えてみたいとか、
誰に当たるかのドキドキを感じたいとか、
たまには違う感じの施術を受けてみたいとか。
これは実際、わたしがお客さまの立場だとそうだから言えることですが、お気に入りのセラピストはいるけど(でも誰にも言わない)あえて指名せずに、違うセラピストに当たった時にどんな施術や接客をしてくれるかを感じたいんです。職業柄なのかもしれませんが、少なからずお客さまも思っていると思います。
お客さまが「今日はこの時間しか行けないし、違うセラピストさんにやってもらおうかな。でもたまたまお気に入りのセラピストに当たったらラッキー」くらいに思う時も、たまにはあると思う。
とはいえ、いつも指名されていたお客さまがフリーで予約を入れてきたら、やっぱりショックですよね。でもね、ほとんどの場合は自分次第でまた戻ってきますよ。
一度指名されていたら、また指名される確率が高い
何度か違うセラピストに当たって、自分のところにまた戻ってきたお客さまっていますよね?それは、色々試してみたけどやっぱりこのセラピストがいい、と思ってくれた証拠です。
セラピストからしたら浮気みたいで気分が悪いかもしれませんが、職人であるリラクゼーションセラピストである以上、色々他を試して戻ってきてくれる方が嬉しい、とも思えます。
しかも一度指名されていたなら、そのお客さまは「セラピストを指名するハードル」はもう飛び越えていますし、なんだかんだ「あなたの何か」がよくて指名していたんです。
指名をしたこともない、あなたのことを何も知らないお客さまとは、まったく違います。「ちょっと他も試したけど、やっぱりあのセラピストがいいな」となる確率は、新規客から指名される確率よりはるかに高い。
戻ってきた指名客は生涯顧客になる
他のセラピストの技術や接客をいろいろ試して戻ってきたということは、もう離れようとは思いませんよね。
誰だってリラクゼーションサロンに来て高いお金を払うのに、自分にあまり合わないセラピストにやってもらいたくはないんです。指名料を払ってでも、確実に自分が満足できるセラピストにやってもらいたい。これがお客さまの本音。
「いろいろ試したけどやっぱりこのセラピストがいい」は、セラピストとして最高の褒め言葉。しかもずっと通っていただける「生涯顧客」になる可能性大です。
一度指名が外れたからといって、落ち込んだり、ふてくされたり、お客さまに態度に出すのではなく、どーんと構えて精一杯接客しましょう!