セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

いびきがうるさいお客さまのセラピストの対応方法。放置だけは絶対だめ。

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リラクゼーションサロンにいらっしゃるお客さまの中で、気持ちよく眠ってしまう方は結構多いですが、たまに耳を塞ぎたくなるくらいいびきがうるさい方もいます。

 

周りに他のお客さまもいる場合一刻も早くとめたいですが、どうやっていびきをとめたらいいか分からないセラピストもいると思うので、今回は対処方法をご紹介します。

セラピストがいびきを放置してはいけない

一番あるあるなのが、セラピストがいびきを放置することです。「いびき=自然現象」なので悪いことではもちろんないですが、リラクゼーションサロンは癒しの場。耳を塞ぎたくなるような他人のいびきを聞きながら、他のお客さまはリラックスなんでできません。

 

放置するセラピストは、「このお客さま気持ちよく寝ているんですよ〜」という気持ちかもしれませんが、周りのお客さまは「なんで対処してくれないんだろう」と思っています。

 

ですので、いびきをかいているお客さまを傷つけずに、周りのお客さまにも満足してもらえるような、セラピストの対応が求められます。

 

最初からいびきがうるさいことが分かっている場合

まず予約が入った段階で、「あ!このお客さまはいびきがすごい方だ!」と、みんなが分かるように情報共有しておいてください。 

予約の時にいびきが大きいことが分かっていれば、他のお客さまが不快になるのを未然に防ぐことができます。

 

他のお客さまとは席を離す

すごく狭いサロンだと無理かもしれませんが、結構広めのリラクゼーションサロンなら「いびきが大きくてもまだ気にならない位置のベッド」を確保しておきます。

 

そして他のお客さまを対極になる位置のベッドにご案内していき、最悪いびきが聞こえてきたとしても「遠くの方で誰かが寝ているな」くらいで済めば、不快な思いをさせずにすみます。

 

忙しい時間帯の予約は避ける

いびきの大きいお客さまの予約は、なるべくサロンの一番忙しい時間帯は避けるようにします。さきほど紹介した「ベッドを離す」作戦もできないですし、空いているベッドにご案内するしか選択肢がなくなってしまう。

 

もし「どの時間帯があいてますか?」と聞かれたら、一番空いていると思われる時間帯を指定して予約をとり、聞かれなかったとしてもセラピストの方から「◯時が空いていますがいかがでしょうか?」と積極的に空いている時間帯を案内します。

 

いびきがうるさくなったらセラピストが適度に声かけする

ですが、予約もせずに店頭にいらっしゃったら。
しかも混んでいる時間帯だとしたら。

 

あまりにもいびきがひどい方だと分かっている場合は、空いていてもお断りするか、他の時間帯を案内するのもありですが、初めてご来店されるお客さまなどで、施術が始まってから「あ!いびきすごい!」と分かった場合はどうするか。

 

この場合は、「いびきをかいてきたな」というタイミングで適度に声をかけます。また、ちょっとお話を振ってみたり、身体のことで気になったことを伝えたりして、セラピストと会話するように持ち込みます。

 

「少し態勢変えますね」
「力加減いかがでしょうか?」
「痛くないですか?」
「少しここは多めにしますね」
「ここがお辛そうですが…」
「何かスポーツをされていたのですか?」
など、なんでもいいです。

 

周りのお客さまはいびきの音は不快ですが、「適度な大きさで会話している音」は不快には思いません。

 

周りのセラピストがお客さまと会話する

もしこれら全てを試してもいびきの大きさがきになる時は、周りのセラピストがフォローに入ります。方法は、「自分が担当しているお客さまと積極的に会話する」こと。

 

いびきが大きなお客さまに対して、担当セラピストが放置せずに対処しようとしていることくらい、周りのお客さまは気づいています。でもやっぱりいびきは気になる。

 

この時に、自分を担当してくれているセラピストが他の話題を振ってくれて、気持ちよく会話ができたとしたら、いびきを不快に思うレベルは下がりますよね。

 

お客さまの中には「フォローに入ったな」と気づく方もいるとは思いますが、セラピスト全員で対処しようとしていることが分かったら、そこまで嫌な気持ちにはならないものです。

 

いびきが大きいお客さまも、周りのお客さまも、セラピストもハッピーになれるように、意識してみてくださいね。