セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

ママセラピストの現実。みんなの本音をはっきり言っておきます。

リラクゼーション業界は人手不足で、本当にいい人材であるならどんな状況の人にでも働いてほしい、というのが本音です。

 

なので、ママでもセラピストになれる環境を整えている会社は多く、実際に子供を育てながらリラクゼーションセラピストとして働いている方も今は多いですよね。(この記事は、小学生までとかまだ手のかかる子供がいるという状況です)

 

でもセラピストってママに不利な点がいっぱいなんです。具体的には、

・誰でも変わってあげられる仕事ではない
・予約が入るので時間にとても厳しい
・人員が限られているので急に休んだり帰ったりしづらい
・子供がいないセラピストがほとんどで理解してもらえない
・研修中の子供の面倒
・基本は土日勤務なので家族の時間がとりづらい

など。もっとあります。

 

でもセラピストの仕事でもママに有利な点もあります。具体的には、

・短い時間でも働ける
・パートの仕事にしては割がいい
・出勤日数が調整できる

など。うーん、有利な点は少ないように感じますね。

 

ちなみにわたしが子供を生んだら、絶対にセラピストは辞めます。で、全く手がかからない年齢になったら復帰すると思います。

 

その理由はこの一点。家では100%子供中心になり、仕事であるセラピストは100%まではいきませんがお客さまが中心だからです。わたしは不器用なタイプなので、2つも自分以外を中心で動くことは不可能です。

 

だって、子供が熱があるのでお迎えにきてくださいと保育園から連絡が入っている。でも自分しか担当できない予約がすでに入っている。その場合、無理をして誰かに来てもらうか、お客さまをお断りするかの2択です。

 

めちゃくちゃストレスかかりますよね?だってどっちも自分のことじゃないからどうしようもないし、誰も悪くないのに追い込まれる状況。しかもこの状況、特別なことでもなんでもなく、ママセラピストなら絶対に経験します。そして頻繁に。

 

でもリラクゼーションセラピストの面接では、いいことを結構言われます。

・女性の職場なので働きやすい
・時間帯も自由なので、子育てしながら活躍できる
・都合のいい日に出勤できる

など。なので、面接官にも責任はあります。

 

じゃあ、ママはリラクゼーションセラピストの仕事はあきらめたほうがいいのか。実は一概にはそうとも言えないのですが、限られた人だけは活躍できるということです。

 

じゃあ、限られた人ってどんな人なのか。それは、相当気遣いができる人、のみです。じゃあ気遣いってどういうことをする人なのか。

 

まず前提として、同僚がママセラピストに対して思うことをはっきり伝えておきます。

・子供が熱が出たから、またわたしが変わりに早く来たり残業をするの?
・また土日休むの?なんで子供がいるのにセラピストになったの?
・また連休?親戚とか色々あるかもしれないけど、わたしたちも連休ほしい。
・あなたがいるから、わたしがいつもクローズ作業のシフトなんだけど。

厳しいですか?でもこれが現実です。性格悪いと思いますか?わたしはそうは思いません。

 

ママじゃなくてもセラピストの仕事は大変です。体力も使うし気も使う。ママセラピストじゃなくても何かと用事はある。

 

特にフルで出勤しているセラピストにとって、ママセラピストの条件はうらやましく感じるし、ママセラピストをフォローして消耗しているのも事実です。

 

じゃあどうすればいいのか。

 

先ほど伝えましたが、めちゃくちゃ同僚に気遣いをする必要があります。過剰に申し訳なく感じる必要はありませんが、感謝の気持ちを普通のセラピスト以上に伝える必要があるのではないでしょうか。これがめちゃくちゃ大事。

 

そしてフォローしてくれたセラピストに対して、絶対にお礼を言う。感謝の気持ちをすぐに伝える。当たり前やん、と思うかもしれませんが、子供の病気に追われるママセラピストは精神的に余裕がないので抜けがちです。

 

さらに自分に余裕があるときに、意識して率先して助ける。雑用をする。いつもフォローしてくれているセラピストの役に立つ。シフトを変わってあげる。などなど。

 

無理をする必要は全くないですが、余裕のあるときだけはめちゃくちゃみんなを気遣う。これがかなりのポイントです。

 

これで気持ちよく働いているママセラピストも少ないですがいますので、大変ですが試してみてください。