今からリラクゼーションセラピストになりたい方、もうすでにリラクゼーションセラピストとして働いている方にとって、やっぱり気になるのはお給料だと思います。
ましてや、セラピストを辞めたいと思う理由ナンバーワンが「収入面」ということになると、なおさらですよね。
今回は、稼げないセラピストになってしまう3つの理由、をお伝えします。
未経験なのに小規模のリラクゼーションサロンに就職している
これは、わたしがそうでした。一番最初に就職したリラクゼーションサロンは個人経営のサロンで、スタッフはオーナーを含めて3名。わたしが入らなければ2名で回していたことになります。
学校を卒業したばかりで、就職できたことがとても嬉しかった。若かったせいもありますが、他のサロンを考慮に入れず即決してしまいました。
ただ学校を卒業しただけのセラピストが、新人教育のノウハウを知らないワンマンオーナーの下で働く。それだけで、どれだけリスクが高いか分かりますよね?
教育に熱く人柄がいいオーナーももちろんいるとは思いますが、わたしの経験上小規模のサロンのオーナーはたいがい一癖二癖あります。それに人数が少ないというだけで、教えてもらう時間は限りなく少なくなります。
小規模のリラクゼーションサロンでやっていけるのは、どこかで何年も経験をつんだセラピストだけだと思っていい。未経験のセラピストは、大手に就職する方が手堅いです。
募集条件に妥協して入社している
わたしが今働いているリラクゼーションサロンから、他のリラクゼーションサロンに転職した友達に「思ったより稼げない。もう辞めようかと思っている」と、よく相談されます。
またか、と思い「もともとどういう募集条件だったの?」と聞いてみると、今もらっているお給料と一致していると言うのです。
「分かってて入社したんだよね?」と聞くと「そうだけど、もっと稼げると思っていた」と彼女はいいます。
不思議に思われるかもしれませんが、こういったやり取りは本当によくあります。転職したい気持ちが強すぎて、募集条件に妥協して就職しているパターン。もしくは「随時能力によって昇給あり」の言葉にだまされているパターン。
普通の会社とは違い、リラクゼーション業界はまだまだこれからです。人事部なんてほとんどないですし、細かい上司からの査定もほぼありません。ということは、「能力によって」という基準は無いに等しいですよね。
リラクゼーションサロンに就職するときは、募集条件をしっかり確認し、できたら明確に昇給の条件が記載されているところにしましょう。もし記載されていない場合は、面接のときに具体的に聞くことが大切です。
スタッフとの人間関係がうまくいっていない
どれだけセラピストとしての能力が高くても、周りのスタッフとの人間関係がうまくいかないセラピストは稼ぐことはできません。
それは自分の居心地が悪くなってしまって、接客や技術のパフォーマンスが落ちるから。みんなと仲良くできなくても最大のパフォーマンスができるほど、女子の心は強くありません。
ずるずると悪循環にはまってミスをするようになり、ちょっとした言動にも影響が出るようになってお客さまの評判も落ちてしまいます。
そうなると、セラピストとして稼ぐ前に「もう辞めたい」となってしまいます。
世渡り上手になる必要もないですし、必要以上にみんなとべたべたする必要もありませんが、ある程度の助け合いや譲る部分は必要です。それは自分のためでもあり、みんなのためでもあります。
稼げるセラピストになろう
以上のことをまとめると、
・未経験者は大手のリラクゼーションサロンに就職する
・応募条件を(特に昇給)しっかり確認する
・スタッフとの助け合いを大切にする
この3つを忘れないでください。
わたしは自分の失敗を含めて上記3つを意識し、稼げるリラクゼーションセラピストとして楽しく10年以上働いています。ぜひ参考にしてくださいね。