リラクゼーションセラピストとして働いていると、お客さまからの指名替えは結構ありますよね。
実際わたしも何回かあります。いまだに指名替えをされると「おっ…」とは一瞬思いますが、その後で「あ~なるほどなぁ」と思うことの方が多いです。
今回は、指名替えをされるパターンや、指名替えをされたときの考えかたをお伝えしたいと思います。
- 指名替えをされるのは自分と予定が合わないとき
- 指名替えをされるのはニーズを把握できていなかったとき
- お客さまに合わせるのは自分ができる範囲で十分
- 指名替えをされても態度は変えない
- 遅かれ早かれ指名替えをされていたと思って次を見る
指名替えをされるのは自分と予定が合わないとき
指名替えをされて、悩んで辞めたくなったり店舗を異動したくなったりするかもしれません。でもちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。
・そのお客さまをお断りしたことはありませんでしたか?
・お休みと合わないな~と言われたことはありませんか?
わたしは週に4日しか働いていないので、実はよく言われます。それでもわたしがいいという方は、わたしの出勤に合わせて指名してくださいますが、それができない方もいます。
お客さまは、自分のお休みの日に合わせてくれるセラピストが一番です。当たり前ですよね。癒されに来ているわけですから。
でもわたしは合わせることはできません。自分自身を守るために、出勤日と出勤時間は厳守しているからです。お客さまに100%合わせてしまうと、わたしのバランスが崩れてしまいます。
となると…わたし以外に時間や予定が合うセラピストがいたら、指名替えしますよね。ちょっとショックですが(笑)でもそれはしょがない、と割り切らないと長く続けていけるセラピストにはなれません。
指名替えをされるのはニーズを把握できていなかったとき
どのセラピストでも、自分の得意パターンがあります。たとえば、年配のお客様でよく話をされる方に指名されるセラピストがいたとします。
でも年配の方にもいろんな方がいます。お話好きな方ばかりではありませんよね。指名していたのは話を聞いてくれるからではなくて、実はセラピストの施術が好きだったからかもしれません。
静かに施術を受けたいのにペラペラ話してくる…
根掘り葉掘り聞かれてリラックスできない…
と思っていたとしたら?そこまで施術は好きじゃなくても、気を遣ってくれてリラックスさせてくれる他のセラピストに指名替えする可能性は高いです。
お客さまに合わせるのは自分ができる範囲で十分
お客さまのニーズに100%合っていたら、指名替えをされることはありません。
でも先ほどお伝えした出勤日時などのように、お客さまに合わせることができることと、合わせられないことがある。
それでも無理して100%合わせようとすると、お客さまの数が増えてきたときに自分の身体とメンタルが持たなくなります。この状態になっているセラピストがすごく多い。
セラピストとお客様はwin winの関係じゃないと、結果的にうまくいきません。良かれと思ってセラピストが無理し続けていると、それが表情や手から伝わって結局お客さまは離れてしまいます。
合わせられるところを最大限合わせる努力を惜しまず接客していれば、ちょっとしたことでは指名替えをされないセラピストになれますよ。
指名替えをされても態度は変えない
「この前までわたしを指名してくれていたのにショック」という気持ちはわかりますが、指名替えしたお客さまも少しは申し訳なく思っているはずですし、気まずいはず。
それなのに一切顔を合わせないようにしたり、軽い挨拶程度で終わらせてしまうのは失礼です。誰を指名をするかはお客さまの自由ですからね。
今までフレンドリーに話をしていたのだとしたら、いつもどおりフレンドリーに話をしましょう。心の中はざわざわしていても、ぐっとこらえていつもどおりに接してくださいね。
そんな姿にお客さまもほっとして、何かのタイミングでまた指名してくれるかもしれませんしね。←意外と多いです
遅かれ早かれ指名替えをされていたと思って次を見る
わたしはいつも「遅かれ早かれだな」と割り切ります。
自分ができていなかったから指名替えをされたんです。今回の指名替えがなければ、ずっと気づくことはなかったでしょう。ということは、そのお客さまには遅かれ早かれ指名替えをされていたんです。
自分ができていなかったところは潔く認めて、指名替えしたセラピストの方が良かったところはどこなのかよく考えて、次に活かします。
一人のお客さまに執着している暇があったら、新しいお客さまに指名替えされた経験を活かしたほうが自分のためにもお店のためにもなります。
素敵なセラピストになるには、悔しいことを乗り越えることが必要です。素敵なセラピストになるための自分へのギフトだと思って、受け止めてみてください。