セラピストになったからには人気セラピストになりたい!と思う方のために、前回の記事を書きました。
ですがわたし自身は、そんな意識高い系ではありません。周りに人気セラピストがいるので話もしますし、それをちょっとだけ取り入れているところがあるので分かるだけです。
今回は、意識高い系セラピストじゃなくてもいい理由をお伝えします。
たまに意識高い系セラピストになればいい
目標がなくてもいい、意識高い系じゃなくてもいい、とは言っても、ただただ時間が過ぎるのを待っているセラピストになってほしい、というわけではありません。
自分が意識したいときだけ意識したらいい、ということです。売り上げや指名数、施術した分数など、毎日ゴリゴリに意識したほうが絶対数字は伸びますが、正直気分が乗らないときもあります。
でも気分が乗らないから~と過ごしていると、乗る日はめったにやってこないので、1ヶ月単位で考えればいいんじゃないでしょうか。
1ヶ月のうちに、気分がのった日が何日あったかカウントするだけでもいい。「お、意外と5日もやる気がみなぎってたじゃないか!」と発見できるかもしれません。
それをカウントし続けていると、先月より気分がのった日が1日多かった!とかになるかもしれない。目標を決めているわけじゃないですが、この気づきは意外と大きなことです。
瞬発力のあるセラピストより、持久力のあるセラピストの方が強い
瞬発力のあるセラピストとは、最初からかっ飛ばせるセラピストのことです。先輩について毎日練習し、接客の勉強もし、身体のことも勉強する。そして数字をハイスピードで出す。まさに意識高い系セラピストのことですね。
でも、その瞬発力は長くはもちません。壁にぶち当たったときに、いっきにペースダウンしてしまうセラピストもいるでしょう。壁にぶち当たらなくても、みるみると失速してしまうセラピストもいます。
セラピストは長丁場です。接客するのは人間ですし、関係性を築くのにも時間がかかる。
目標がなくたって毎日楽しくお客さまと接していて、楽しくて続けていたらもう5年たっていた、というセラピストはお客さまからの信頼を勝ち取ります。
「太く長く」は並大抵の努力では難しいので、「細く長く」を目指しましょう。でもそれが最終的には武器になります。
力が抜けて逆に良くなる
だいたい力んでいるとろくなことがありません。スポーツだってそうですよね?余計な力が入っているとうまくいかないし、ミスもする。タイムも伸びないし悪循環。
施術だってそうです。身体に力がはいっているとうまくいかないし、自分の身体もこわしてしまう。
これは頭の中も同じことです。数字!売上!指名!分数!と力いっぱい考えているセラピストは、たいがいミスをするかうまくいきません。
考えすぎるくらいなら、忘れてしまったほうがましです。力んでいるなと思ったら「もう忘れて楽しんでしまえ」と思ってみてください。その方がうまくいきますよ。
さいごに
ちょっとだけ意識する、力んだら忘れて楽しむ、これをずっと続けているセラピストは余裕もあり、ちょっとずつですが数字も伸びていきます。
ゴリゴリに頑張りまくっているセラピストより、ただ楽しんでいるセラピストの方が最終的には強いです。余裕もあるし、見ていてしんどくありませんしね。
人を癒すお仕事ですから、自分にもたまには優しくしてください。