もしあなたが店長さんだとしたら、「セラピストのみんながもっとポジティブに受け止めてくれたらなぁ」と思うことの連続なのではないでしょうか?
店長さんじゃなくても、「なんであの子はあんなにネガティブなんだろう」「また否定的な意見か…」と、困っているセラピストの方は多いのではないでしょうか?
今回は、どうやったらネガティブなセラピストのモチベーションが上げれるか、をお伝えします。
セラピストの仕事ではないことで頼る
わたしが成功している方法です。仕事に対してはネガティブなセラピストでも、何か好きなことや得意なことがあるはずです。
仕事に直結しているものがあればなおさらいいですが、仕事にまったく直結していないものでもすごく効果があります。
セラピストだろうがなんだろうが、みんな自分のことが大好きです。自分が好きなことや得意なことを、褒めてほしいし共感してほしいと実は思っている。そして褒めてくれる人や共感してくれる人に親近感を持ちます。
たとえば、ネガティブなセラピストが好きな芸能人がいたとする。「この前テレビ出てたね」とか「今度深夜にドラマやるらしいね」とか言うと、めちゃくちゃ反応よく色々教えてくれる。
もう仕事では絶対に見せないような、キラキラした表情で話してくれます。モチベーションというかテンションが完全に上がった状態ですよね。
仕事に対するモチベーションが低いセラピストでも、仕事以外のことでサロン内でテンション高くいれるなら、だんだんいい流れになってきます。
人って本当に単純で、自分を認めてくれている人からのお願いだと、結構しんどい仕事でも引き受けてしまいます。もちろん私も含めて。しかもイヤイヤではなく、ちょっと前向きに引き受けてくれます。
何に対してもポジティブに考えれるセラピストは全体の2割だけ
もしかしたら「なんでうちのサロンにはこんなにもネガティブなセラピストばっかりなんだ!」「うちはミーティングで否定的な意見しかでない!」とか、思っていませんか?
違います。どこも同じです。どの会社のどのサロンでも同じです。どれだけレベルが高かろうが低かろうが同じです。
パレートの法則という法則があります。詳しく知りたい方はググってもらえればいいですが、平たくいうと、人は集団になったとき「優秀な人2割、普通の人6割、いけてない人2割」の2:6:2の比率に自然に分かれる、という法則です。
このパレートの法則によると、全体の2割しか仕事に対してポジティブな人はいないので、10人いるサロンだったら2人ポジティブなセラピストがいたら普通です。5人いるサロンなら1人で普通。もし5人中2人もポジティブなセラピストがいるなら、めちゃくちゃ恵まれています。
ポジティブだから優秀なセラピストというのはちょっと違う、という意見もあるかもしれませんが、自分のサロンで当てはめてみてください。ネガティブなセラピストより、ポジティブなセラピストのほうが、優秀ではないですか?
完璧にポジティブになれなくても、「いけてないセラピスト2割」が「普通のセラピスト」になるだけでもサロン的にはすごく助かりますよね。ぜひ試してみてください。