野心がある人しか生き残れない業界とは、どんな業界を思い浮かべるでしょうか。
たとえば芸能界。一生懸命頑張っても報われない人たちがほとんどで、続けたくても続けられない人達がウヨウヨいる世界。ピアニストやアスリートもそうですね。
じゃあ現在のリラクゼーション業界はどうなのでしょうか。
辞めたいセラピストになんとか働いてもらっている現実
とても残念です。まだまだ「なりたい職業」にはほど遠いリラクゼーションセラピスト。収入面に問題ありなのは、セラピストだけじゃないのになんででしょうか。
たとえばお笑い芸人さんは、最初はほぼ無給で必死でネタ作りをして稽古しますよね。それに比べたらセラピストの初月の収入はまずまずです。
たとえばケーキ屋さん。パティシエの初月の収入は、もしかしたらセラピストの方がいいんじゃないでしょうか。ですがパティシエは人気なので、安月給でも人が集まる。
このような「なりたい職業」にセラピストがなれないのは、リラクゼーション業界で超有名人がまだ出ていないからなのではないでしょうか。
子供の頃から「あの人すごい!かっこいい!素敵!」と思えなければ、なりたい職業にはなりにくい。しかもガッツリ稼いでいる人もいるんだ!というイメージも沸いてこないので、子供にとっては夢がない職業になってしまっています。そんなことないのに!
まだまだマイナーな職業であるリラクゼーションセラピストは、辞めようとするセラピストを必死で説得して働いてもらっている、というのが現実です。本当は、「辞めたかったらさっさと辞めたら?はい一人脱落~」くらいの業界になってほしいのですが。
今後仕事にあふれた人たちがリラクゼーション業界へ
仮定ですが、今後仕事のAI化が進む中でいち早く会計や事務職が無くなっていき、接客+技術を持ち合わせているリラクゼーションセラピストが注目されることになる。
そしてセラピストは頑張ればそこそこ稼ぐことができる職業だ、ということも分かってくる。そしてパートや副業にも向いている職業であることが分かってくる。
資格もいらないし特に受験資格もないとなれば、ある程度はリラクゼーション業界に流れてくるのではないでしょうか。
セラピストが狭き門になり、野心がないと生き残れない職業へ
こうなってくれたら、もうあとは芸能界やアスリートと同じですね。そもそもやる気のない人はすぐに脱落。そしてやる気があっても継続できるガッツがないと脱落。
リラクゼーション業界の未来は、こんな感じなんじゃないでしょうか。
人に感動や笑いを与えられる職業は、なかなかAIは入り込めません。リラクゼーションはこちら側の職業です。新規参入者が入ってくる前に、しっかりと基礎固めをしておこうじゃないですか。