わたしはイオンモールに入っているテナントでセラピストの仕事をしていますが、年末年始はイオンは絶対に休みません。逆に営業時間を拡大しています。
これから書いてある内容において間違えてほしくないのは、独身であるわたしは毎回率先して年末年始に出勤していて、もしそれが嫌ならわたしがイオンの店舗を辞めればいいだけの話です。代わりの店舗はたくさんある。
ですが、イオンの直営店でパートで働いている「お母さんたち」はどうでしょうか。
今回は、もしイオンがお正月休んだとしたらどんなメリットがあるのか、営業するとしたら役員たちが働くのはどうだろう、をお伝えします。
もしイオンがお正月(三が日)を休んだらどんなメリットがあるのか
全国のイオンの数は、総合スーパー625店舗とモール型274店舗をあわせて899店舗あります。そして福井県以外の都道府県すべてにイオンはある。
お近くにイオンがある、または出来たことがある方はお分かりだと思いますが、本当に街が変わりますよね。大量の雇用が生まれ、生活やお金の流れも変わり、駅が出来たりもする。
そんな地域密着で影響力のある全国のイオンが三が日を休んだら、どんなメリットがあるでしょうか。
お母さんがいないお正月がなくなる
家族団らんが増える
街が静かになる
地元の方の家庭を大切にしている姿勢をアピールできる
この4つだけで十分じゃないでしょうか。全国に絶対的な数を持っているイオンが率先してやるからこそ意味があり、社会に与える影響力も莫大です。それくらい余裕な態度でいいのではないでしょうか。
元旦から3日間休むことで、福袋などの利益が取れなくなる。それはわかっていますが、利益より地元の方の家庭を優先する姿勢が広まれば、そちらのメリットの方が後々大きいと思います。
イオンの企業理念を確認してみよう
「平和」イオンは事業の反映を通じて、平和を追求し続ける企業集団です。
「人間」イオンは人間を尊重し、人間的なつながりを重視する企業集団です。
「地域」イオンは地域のくらしに根ざし、地域社会に貢献し続ける企業集団です。
この企業理念を読んで、ますますお正月は休館にした方がいいと思えます。
イオンのお正月は、規模を縮小して役員たちが働くのはどうだろう
イオンには、イオン直営店と専門店があります。直営店はいわゆるイオンブランドを販売しているところで、専門店は各テナントがイオンの敷地を借りて営業している。
直営店だろうが専門店だろうが、パートのおばちゃんもいれば正社員でフルタイムで働いている人もいる。
ですが、直営店で働く方は専門店で働いている方に比べて、地域に根付いた方が多いです。いわゆる、イオンの近くに住んでいて子供がいて、パートとして働いている女性が多い。出張とか異動とかほぼありませんよね。
で、年末年始ももちろん普段そこで働いているパートの方が働くんです。誰かのお母さんが、元旦の朝早く出勤していくんです。お昼までかもしれませんが、お正月にお母さんがいない家庭のできあがりです。
そこで提案ですが、もしどうしてもイオンをお正月に営業したいなら、その3日間だけ時間を縮小してイオンの役員たちが出勤する、というのはどうでしょうか。
「イオンは地域社会に貢献するため、直営店すべての従業員にお正月休みを3日間さしあげます。なおこの3日間は規模を縮小し、イオンの役員が接客に当たらせていただきます。お不便をおかけすることもあると思いますが、ご了承くださいませ」とか、テレビ広告でうったら、すごい反響がきそうです。
そして一番感動するのは、今までパートで働いてきた方たちではないでしょうか。パートのおばちゃんたちは「三が日ありがとう!4日から頑張っちゃう!!」となるのではないでしょうか。
パートさんとイオンの社員との関係もよくなり、またイオンの役員たちも現場に出て3日間現場で接客することで、今後の営業に活かすことができると思います。
もうそろそろ利益重視を抜け出し、一歩先へイオンも向かってほしいです。