新人セラピストが入ってきたら、常連客を対応してもらうかどうしようか迷いませんか?
研修をきっちり終えてきているので、自信満々で対応してほしいところですが、そうもいかない事情もある。
今回は、新人セラピストは常連客をNGにすべきなのかどうなのか、をお伝えします。
新人セラピストは、基本的には常連客でも対応しよう
まず、新人セラピストは新人だからといって甘えてはいけません。研修を終えたプロのセラピストとしてお店に配属されている以上、常連客だろうがそうじゃなかろうが全てのお客さまに全力で接客するべきです。これは当たり前。
それでも常連のお客さまに、新人セラピストが対応してもいいのか?と思ってしまいますよね。答えはYesです。
逆に考えれば、常連客で指名をしていない方というのは、いろんなセラピストに接客してもらうのを望んでいるとも言えます。それが新人セラピストだろうが、お客さまも長年通っていただいているのですから分かっています。
それでもいつも通っていただいているので気遣いは必要。「はじめて担当させていただきます○○です。もし何かございましたら遠慮なくお申し付けください」などと、きちんと挨拶しておきましょう。
そして常連客に「お、新人セラピストが入ったんだな。よろしく!」となっていただけるように、全力で接客しましょう。そして嘘でも「気持ちよかったよ」と言ってもらえるように全力で施術しましょう。その気持ちは絶対に伝わります。
新人セラピストは、お客さまによっては一定期間を終えてから対応する
常連客の中には、毎回「新人セラピストは外してほしい」と言ってくる方もいますよね。言ってこないにしても、そんなオーラ全開の方もいます。
そんな常連客には、無理して新人セラピストが接客することはありません。ですが、いつかは接客することになりますので、きちんとした挨拶をして自分をアピールしておきましょう。
常連になればなるほど、セラピストの動きを見ているものです。新人セラピストが入ったことは当然分かっていますし、担当されていない時でもちゃんと挨拶できるかどうか、どんな動きをしているのかを厳しく見ています。
だいたい常連客が新人セラピストを見慣れてきた3ヶ月後くらいが、接客するちょうどいいタイミング。3ヶ月たっていれば新人じゃなくなっていますし、新人セラピストの方も少し余裕が出ている頃です。その時までに、しっかり準備しておきましょう。
新人セラピストは、信頼してもらえるように基本を早く覚えよう
新人らしさはダメなことばかりじゃなくて、逆にベテランには出せないフレッシュさや、一生懸命さを出せる大事な時期でもあります。
だれだってフレッシュさには寛容になりますし、一生懸命さには感動します。その大事な時期にすることは、基本をおさえることです。基本ができていないセラピストは、何年たっても誰からも信頼してもらえません。
ベテランセラピストになってから基本ができていなかったら、周りも「いまさら…」という空気になり誰も教えてくれませんので、新人の時期だけのボーナスタイムだと思ってきっちり1から10まで基本を教えてもらいましょう。
・きちんとした受け答えができる
・きちんとした電話対応ができる
・きちんとタオルをたためる
・きちんと報告できる
など細かいことばかりですが、一流のセラピストはこれがきっちりできる人です。
新人セラピストの時期にしかできないことなので、時期を逃さずしっかり教えてもらいましょうね。