セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

セラピストは、自分のキャラがサロンに合っているか本気で考えた方がいい。

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これからリラクゼーションセラピストになろうと思っている方、すでにリラクゼーションセラピストの方、どちらも自分のキャラがサロンに合っているかを本気で考えたことはありますか?

 

わたしは10年以上リラクゼーションセラピストとして働いていますが、辞めたいとすぐに言い出したり、困難な壁に何度もぶち当たってしまうセラピストは、だいたい自分のキャラとサロンのイメージが合っていない方が多いです。

 

今回は、自分のキャラクターが働いている(働く)サロンに合っていることが、どれだけ大切なのかをお伝えします。

セラピストのキャラとサロンのイメージが合うとは?

リラックス重視で女性セラピストがスカーフを巻いた制服を着ているリラクゼーションサロン、ご存知でしょうか?(あるんです)そこに、筋肉バキバキで角刈りの男性セラピストがいたら、違和感しかないですよね?

 

これはリラクゼーションサロンには男性セラピストが合わない、と言っているのではありません。たとえばフェミニンな見た目で落ち着いた声の男性セラピストがいたとしたら、違和感はありません。

 

女性セラピストでも同じです。蛍光灯の明かりで、仕切りもなくベッドがずらっと並んでいるサロンがあったとします。そこでは落ち着いた物腰の女性セラピストより、元気印の活発な女性セラピストが求められる。その逆もしかりです。

 

自分の見た目がサロンになじんでいるかどうか、一度本気で考えてみてください。極端な例を出しましたが、たとえば、


・自分の年齢がサロンのイメージからかけ離れていませんか?
・話し方が砕けすぎていませんか?
・話し方がかしこまりすぎていませんか?
・メイクが濃すぎませんか?
・メイクが薄すぎませんか?

どうでしょうか?まだなだ項目はありますが、「全部大丈夫」と言い切れますか?

 

自分のキャラがサロンに合っているかどうかを本気で考えるには、リラクゼーションサロン自体のイメージをしっかり把握しておくことが前提です。

 

<サロンのイメージ>

・治療系コンセプトのサロン
・フレンドリーなサロン
・上品で丁寧なサロン
・ラグジュアリーなサロン など

 

セラピストのキャラとサロンのイメージが合わないとどういうことが起きるか

さきほどの例の、スカーフを巻いた制服の女性セラピストが活躍しているリラクゼーションサロンに、ムキムキの男性セラピストがいるとします。

 

明らかにサロンのイメージと、男性セラピストの見た目が合っていない。その場合見た目だけでお客さまは外から見て「え…?」と思ってしまって、サロンに入ってきてくれません。(実際かなりあります)もっと言うと、「男性セラピストは外してください」と言われてしまうこともあります。

 

また、セラピストとお客さまが静かに会話を楽しむような落ち着いたサロンだとしたら、そこで「えーー!?マジですかぁ?やっぱあそこの焼肉いけてますね!」とセラピストが大きめの声で話していたら、周りのお客さまに迷惑です。もっとひどいと、クレームになります。

 

でもこれが、治療系でフランクなリラクゼーションサロンだったらどうでしょうか?間違いなくそのムキムキの男性セラピストは、違和感なく溶け込めます。

 

もうお分かりだと思いますが、自分のキャラとサロンのイメージが合っていないと、セラピストが無駄に嫌な思いをすることになります。

 

自分のキャラに合っているサロンなら喜ばれる人材なのに、合っていないサロンで働いているばっかりにマイナス要素になってしまうんです。しかも施術は同じようなことをしているのに!もったいないという他ありません。

 

サロンのイメージは、お客さまからのイメージだということを忘れてはいけない

お客さまが「このサロンは落ち着いた雰囲気だから癒されるんだよね~」と通ってくれているのに、 「えーー!?マジですかぁ?やっぱあそこの焼肉いけてますね!」と角刈りのマッチョセラピストに言われても癒されないんです。癒されないどころか、せっかく来店してくれたのにガッカリさせることになります。

 

そのマッチョセラピストがお客さまに喜んでもらうために何時間練習したとしても、それは努力する順番を間違えています。

 

まずは「サロンのイメージ=お客さまからのイメージ」ということを理解して、自分に違和感がないか確認する。練習などはそれからです。

 

わたしのキャラが、今働いているサロンのイメージに合っているのかをお答えします

わたしが働いているサロンは、落ち着いた癒し系のサロンです。お客さまのターゲットは30代~40代の働いている女性。理想のセラピストのイメージは、20代~30代半ばくらいで清潔感のある女性です。

 

今わたしは30代後半なので、サロンのイメージから少し離れていると自覚しています。

 

そのため、体型(太らない・やせすぎない)やメイクは、サロンのイメージになるよう気をつけています。また、本当はやりたい髪型がありますが、サロンのイメージに合わないので10年間していません。

 

それでもやはり限界がありますので、40代になったら今のサロンは引退しようと思っています。サロンイメージに合わないと分かっていて、しがみつくようなことはしたくないですし、お店に立たなくてもセラピストとして活躍できる場があるからです。

 

適材適所。自分の居心地がいいところは、イメージに合っている場所だということを忘れずに、常に自分を少し離れた場所から見るクセを持てるといいですね。