セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

看護師をあきらめた方!リラクゼーションセラピストはどうですか?

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看護師とリラクゼーションセラピストは似て非なる仕事ですが、逆に考えると似ているところはあります。

 

もしあなたが看護師になりたいけれど、何かの事情で諦めたのなら…ぜひリラクゼーションセラピストも視野に入れて考えてみてください。

 

今回は、看護師とリラクゼーションセラピストの仕事内容や条件を、比較していこうと思います。

看護師とセラピストの条件や待遇を一覧にしてみました

  看護師 セラピスト
なるには 看護学校3年 いつでも
資格 看護師国家資格 なし
自由度 低い 高い
年収 平均400万円 200万円~480万円以上
待遇 各種社会保険 ほぼなし
  時間外労働手当  
  夜勤手当  
  休日出勤手当  
  役職手当  
  有給  
  長期有給  
  育児休暇  

 

一覧にすると分かりやすいですが、看護師に比べてセラピストは保障もないし給料も固定ではないけれど、なるのは簡単だし自分の力を試せる仕事、ということになります。さらには、収入は上には上がいます。

 

仕事内容は似ているところはありますが、安定の看護師か、不安定だけど自分の実力でのし上がっていくセラピストか、の違いです。

 

看護師とセラピストの仕事内容を比較してみる

看護師は、主に心身ともに病気や怪我を負った方を、ドクターの指示のもと病院で看護するお仕事。それ以外にも産婦人科などのパターンもありますが、基本的には病気の方を看護するお仕事で、国家資格が必要です。

 

一方セラピストは、心身ともに疲れきった方を癒すお仕事。基本的にはリラクゼーションサロンに来てもらい、直接筋肉をほぐしたりお話を聞いたりして身も心もリラックスしてもらうのが目的です。資格は必要ありません。

 

ということは、どちらも「ありがとう」と言ってもらえる仕事ですね。病院やサロンに来たときには元気がなかった方が、出て行くときには元気になって帰っていく。この部分は共通しています。

 

看護師とセラピストの条件を比較してみる

看護師になるための条件

看護師になるには、看護師国家資格に合格する必要があります。受験資格は3年制短大の看護系学科、または看護学校に通って受験します。

 

気になる看護学校にかかる費用ですが、国立や私立などで違いはありますが平均して250万円くらいは必要です。

 

ということは、250万円かけて3年間、月曜~金曜までぎっちり勉強や研修をして、最終的には国家資格も受験してようやく看護師になれる、ということです。

 

セラピストになるための条件

面接にいって採用されるだけです!看護師に比べるとハードル低すぎ。採用されてからは会社によって違いますが、約1ヶ月くらいの研修期間を経てお客さまを担当します。

 

看護師になった場合の給料や福利厚生

看護師の給料は年収400万円前後が平均ラインです。また手当ても厚く、時間外労働手当、夜勤手当、休日出勤手当、役職手当、住宅手当が支給される場合がほとんど。また有給や長期休暇、育児休暇があるところも見逃せないですね。

 

こうやって見てみると、看護師は大変な分、しっかりお給料や手当てに反映されているのが分かりますよね。しかも昔から女性の職場として確立されているので(今は男性も多い)、女性が働きやすい環境であることは間違いありません。

 

また社会的な信頼度も高いので、子育てしたり家のローンを組んだりもできますので、ますます看護師を目指す女性は増え続けています。

 

セラピストになった場合の給料や福利厚生

セラピストの給料は年収200万円~480万円以上でしょうか。正直かなりの個人差がありますので、看護師のように平均は出せません。わたしの場合、セラピストになり立てで240万円、5年目くらいになると360万円くらいになりました。

 

手当ては、店長手当くらいでしょうか。福利厚生も残念ながらほぼありません。会社によって違いますが業務委託契約を結んでいる場合はそもそも個人事業主なので、福利厚生はないんです。組合がある会社は、出産祝い金や、結婚祝い金、見舞金などが出る場合もあります。

 

こうやって見てみると、セラピストになるのは簡単な分、しっかりとした保障などはないことが分かります。その代わり業務委託契約なので、自由に出勤日数や曜日を選べます。「週5働いてください」という会社もありますが、「週3でもいいですよ」とか「土日だけでもいいですよ」など自由度が高いです。

 

また、確定申告をすることになるので、経費を収益から引くことになり、税金や社会保険料を普通に支払うよりは確実に安いです。

 

わたしも看護師になろうと真剣に考えたことがありました

リラクゼーションサロンに看護師さんってよくいらっしゃるんです。わたしはなぜか看護師さんにご指名いただくことが多く、「こんなに気の合う方がたくさんいらっしゃる職場なら…」と、転職を考えたことがありました。

 

ですが、看護師は基本ドクターや上司に指示されて動く職場です。人の命がかかっているんですから、当たり前ですよね。わたしそれ、無理なんです。

 

仕事だから甘いこと言ってるんじゃないわよ!と怒られてしまいそうですが、一度事務職で指示されて働く仕事で痛い目を見ていることを思い出し、今は看護師になろうとは思いません。

 

確かに条件的には申し分ないのですが、看護師は責任重大だし、自分のクリエイティブな判断で動くことができない職場です。というか、それをやったらえらいことになりますからね。

 

また、看護師は当たり前ですが覚えることが膨大です。ですが、セラピストはある程度のことを覚えれば、すぐに接客できます。それ以降は個人的に勉強するのみ。結構これで差がでますし、あとは自分をどんどん成長させるのみ!こっちの方が、わたしには向いていました。

 

わたしは自分がこうしたい、と思ったことはすぐにやってみたい性格です。確かに看護師は相当やりがいのある仕事ですが、わたしにはきっと向きません。だからこそ、リラクゼーションの世界で、自分の力を試してみようと思えたんだと思います。

 

仕事は条件だけではなく、自分の性格も含めて考えてみてください。リラクゼーションセラピストは、条件では看護師に負けてしまいますが、やりがいと伸びしろなら負けていませんから!