わたし自身ふんわり高校を卒業して、そこそこ興味のあった大学にふわーっと進学し、まあなんとなくいい感じかな~と感じた会社に就職しました。
高校でも大学でも先生方に「勉強してみたいことは?」とか「興味のあることは?」とか「働いてみたい業種は?」とか聞かれてきました。
そのたびに、「それなりに聞こえる言葉」を並べてた。
それは、ほんとうに感情0の、その場をいい感じでくぐり抜けるための単なる言葉でした。
卒業すると同時にやりたいことが決まっている人は一握り
若いときは分からなかった。
「わたしは〇〇がしたいからこの学校にきた」
「この仕事がしたいから応募する」
「これがやりたいからこの学科を選んだ」
さんざん聞いた友達のこういう動機は、ほとんどウソだということを。
ウソというと言葉が悪いかもしれないけれど、わたしと同じ「体のいい言葉」である場合がほとんど、ということです。
それは、ちょっと突っ込んで聞いてみればすぐに分かる。
その人から出てくる言葉にパッションがあるのかどうか。熱弁ではなく(器用なら演技できる)、話している内容に熱さを感じるか、です。
思わずこちらも「こいつ、やばいな」と思ってしまうくらい、何の話をしているのか分からなかったとしても面白さを感じるくらいなら本物ですが、そんな人は一握り。
少なくてもわたしの同期では1人くらいでした。
やりたい事が特にないというのがストレスだった
なぜか高校も大学も専門的な学科に進学していたので、「具体的なやりたい事」が特にない、ということがストレスに感じるようになりました。
先生も友達たちも、気軽に聞いてきますよね。
「やりたいことは?」「将来何したいの?」と。
心の中では「絶対これやりたいとかいうの、ないんだけど」と感じながらも、適当にそこそこ興味のあるものを並べて、それ風に言っていた。
そうやってかわしているうちに、「やりたいことが見つからないことはダメなことなんだ」と思うようになっていたんです。
今なら堂々と「特にないねんなーこれから見つけるわ!」と言えると思いますが、当時はなんだかタブーな気がして言えなかった。経験も少ないし、そんな肝も据わっていない年齢でしたからね。
転職することは悪いことでも恥ずかしいことでもない
わたしは4社目で「これだな」と思える仕事に出会いました。
1社目は一般企業の事務(正社員)
2社目は個人経営のリラクゼーションサロンでセラピスト(正社員)
3社目はチェーン店のリラクゼーションサロンでセラピスト(正社員→バイト)
4社目もチェーン店のリラクゼーションサロンでセラピスト(業務委託契約)
1社目で事務が向いていないことが分かり、2社目で個人経営のサロンが合わないことが分かり、3社目で業務形態が合っていないのかもと思い、4社目でしっくりきたわけです。
2社目で、リラクゼーションセラピストの仕事自体はしっくりきたことが本当ラッキーでしたが、「正社員セラピスト」という、今度は業務形態にしっくりこなかったというパターン。
こういうこともあるんです。
仕事自体はいいけれど、正社員なのか、バイトなのか、パートなのか、業務委託なのか、派遣なのか。
これによって合わないパターンもある。
こういうこともあるので、ガンガン転職していいと思います。
だって仕事ってかなりの時間を割くわけですし、人生何個も仕事ができるわけじゃない。
今とくにやってみたい仕事がなくったって、とりあえず入った会社で頑張ってみて合わなかったら考えて辞めて、その時一番しっくりくるなーと思った仕事に再就職!でいいじゃないですか。
超貪欲に一番しっくりくる仕事を探すって、人生を楽しむためには必要なことなんじゃないのかな、と自分自身の経験から思います。