天才が勝てなかった天才、というテレビ番組をご存知でしょうか?たまに見ているのですが、トップアスリートたちが昔「絶対にこいつには敵わない」と思ったプレイヤーが今はどうしているのか、というのを追う番組です。
そこに出てくる昔の天才たちには、共通点があることを発見しました。
自分を信じて地道に努力をする人には絶対に敵わない
最近の放送で一番印象に残っているのは、松岡修造さんの回でした。
幼少期、松岡修造さんには絶対に敵わないテニスプレイヤーがいて、その方は圧倒的な才能の持ち主。松岡修造さんがプレーで勝っても、プロの人が負けた天才の方に駆け寄って直接指導をはじめたとき、「見る人が見れば才能がある方が分かるんだ」と悔しい思いをした、と話していました。
血の滲むような努力をして勝っても、自分が認められないってどんな気持ちでしょうか…。もうそれだけでも世界を諦める原因になりそうなものですが、松岡修造さんは諦めなかった。
番組の最後、松岡修造さんは「自分は絶対に世界に通用するテニスプレイヤーになれると信じていた」と言い、昔のテニスの天才は「日本人は世界的プレイヤーにはなれないと思った」と言っていました。
最終的には自分を信じれるかどうか。
トップレベルの世界でもそうなんだ。
深いなぁと思います。
昔の天才はみんな後悔している
番組スタッフは「昔の天才は現在どうしているのか」というのも追っていて、だいたいは昔の技術を生かした職業についていますが、インタビューに答えている昔の天才が共通して言うことがあります。
「あのとき自分に負けてしまった。自分を信じきることができなかった」
後悔はしていない、と言う人もいますが、そこにはなんとなく「諦めてしまった自分」とか「自分への悔しさ」とか、複雑な感情が見てとれます。
天才が勝てなかった天才は、セラピストにも勇気をくれる
どれだけすごい才能があっても、どれだけすごいセンスがあろうとも、自分を信じることができなければ開花できない。
「自分はいつかすごいセラピストになれるんだ!」と信じて、地道に努力をし続ければ、誰だってすごいリラクゼーションセラピストになれる。そう思えます。
だから居心地が悪くないならセラピストを続けて欲しい。辞めてしまったらおしまいですから。