今日はバレンタインデー。
もしかしたら、セラピストがお客さまにあげる用のチョコを用意してたりするんじゃないでしょうか?でもそれって、デメリットの方が多いですよ。
セラピストがチョコをあげるのはデメリットしかない
ここでいう「チョコをあげる」とは、「特定のお客さまにだけチョコをあげる」という意味です。たとえば指名してくれているお客さまだけに渡すとか、指名してほしいお客さまに渡すとか。
これを見た他のセラピストの本音は、「あざとい」です。いまどきチョコをあげるくらい特別な意味なんかないよ、とか、ラッピングもしてないこんな小さなチョコくらいで、と思いますか?
だったら、「全てのお客さまにあげませんか?」とみんなに提案すればいいだけのこと。一人だけわざわざ用意して、しかも限られたお客さまに渡していることが問題なんです。
しかも、チョコを渡されていない他のお客さまがその光景を見たらどう思うでしょうか?たった一つのチロルチョコだとしても、もらえなかったお客さまはどう感じるでしょうか。
こういった意味でも、他のお客さまに対しても、またそのお客さまを担当したセラピストに対しても、自己中心的で迷惑な行為です。
「あわよくば」という下心も見え隠れしますし、他のお客さまにも迷惑だし、周りのセラピストにも迷惑になるのに、わざわざバレンタインに特定のお客さまにチョコをあげるメリットが思いつきません。デメリットしかないですし、そもそも「自分とそのお客さまさえよければ」という考えはどうなのか。
100歩譲って、「普段ご来店いただいている感謝の気持ちを伝えたい」という意図だとしても、それをわざわざバレンタインのチョコで表現しなくていい。最悪なんの意味も持たない普通の日にしてください。それでも「特定のお客さまにだけ渡す」というのは、基本タブーだと思います。
バレンタインにチョコをもらえるセラピストになろう
バレンタインにチョコをあげるのではなく、逆にもらえるセラピストは、誰から見てもほのぼのしていい。
「いつもお世話になっているので、これよかったら皆さんでどうぞ」とお客さまからチョコを渡される光景は、誰も気分を害しません。
きちんとお礼を伝えてみんなでいただき、ホワイトデーに「こちら、よろしければみんなからです。先日はありがとうございました」とお返ししても、それをたまたま見ていたお客さまが嫌な気分になることはない。「ああ、あの人はバレンタインにお店にチョコを持ってきたんだな」と思うだけです。
お客さまから愛されていて、誰からみてもほっこりする。
そんなセラピストを目指したいものです。
今日もしかしたら、自分だけ特定のお客さまにチョコを渡そうとしているセラピストがいるかもしれません。あげちゃダメとまでは言いませんが、あげるならサロンの状況をよくみて、誰も気分を悪くしないよう配慮が必要だと思います。できないなら、あげないでください。