セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

マクドでさえスマイルは難しいということを肝に命じておくべき。忙しければ真顔になる。

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先日近所のマクドに行ったら、こちらから見える範囲のクルーの方全員が「真顔」でした。

 

あのスマイル教育が浸透しているマクドでさえこれなんですから、いかにスマイルが難しいかが分かります。

マクドのスマイル0円というハードルの高さ

”マクドナルドは、現場のクルーと向き合い、みんなが笑顔で働ける環境づくりに日々取り組んでいます”(マクドナルドHPより)

確かにそうですよね。環境が整っていないと、お客さまに笑顔で接客できない。本当に素晴らしい理念だと思います。 

 

でも裏を返せば、それくらい笑顔での接客って難しいんです。「はい笑顔でお願いします」ってスタッフに伝えても100%できない。コンビニがいい例で、基本日本人は「真顔」がデフォルトなので、意識しなければ真顔のままです。

 

現在はメニューにはありませんが、一時期マクドは「スマイル0円」というメニューがありましたよね。本当にハードルが高い。高すぎる。もしかしたら「常に笑顔でいる」という仕事は、どの仕事より難しいかもしれません。

 

忙しいことは真顔の言い訳にはならない 

とくに忙しいとき。「あーっ!なんでこんなにひっきりなしに客が来るんだ!スタッフも少ないのに!!!」と頭の中はイライラ爆発。しかも行列を作ってるお客さまの視線が突き刺さる。

 

忙しいから余裕がなくて真顔
忙しいから仕事に集中しすぎて真顔
忙しいから目の前の対応に追われて真顔

 

マクドは常に来店数が多いので、どの時間もこんな感じだと思います。こんな精神状態の時に「スマイル0円」とか修行僧かメンタル激強かよ、と働いている方は思うかもしれない。

 

でもね。だからこそスマイルが光るんです。みんなが簡単にできることじゃないから光る。

 

お客さまは笑顔で接してほしいと思っている 

忙しいと同情してくれるのは、元同僚とか現クルーくらいじゃないでしょうか。お客さまは1ミリも同情なんてしてくれません。ようやく順番が回ってきたお客さまの気持ちは、「かなり待たされた上に真顔かよ」です。

 

そう。お客さまは「笑顔で接してほしい」「親切にしてくれたら嬉しい」だと本気で思っています。「当たり前だ!」ほどは思っていませんが、ほのかに期待をしているのです。

 

だからこそ笑顔は光る。期待を上回る笑顔や対応をしてくれたら、めちゃくちゃ喜びます。仕事がまだ完全に覚えていなくても、笑顔ならできる。でもお客さまは、実はそれを一番に望んでいます。

 

真剣な真顔→お客さまは怒っていると思う
ちょっと微笑んだ→お客さまは普通だと思う
笑顔→感じがいい人だなと思う

 

接客業なら、常に周りの人からの印象と自分の感覚はズレがあることを、肝に命じておく必要があります。リラクゼーションセラピストも接客業。わたしも常に意識しようと思います。