前回に引き続き、独立セラピストに関してです。
正直わたしは独立したいとは全く思いませんが、独立しているセラピストのサロンには行くことはあります。が…リピート率はかなり低い。
自分でもなんでリピートしないのか理解できていませんでしたが、今回じっくり考えてみました。
独立セラピストは上手い確率がかなり高い
まず前提として、独立するセラピストはリラクゼーションに対して「意識高い系」であることは間違いありません。
開業準備(物件見つける、交渉する、内装工事、備品、開業届、諸々の手続き、チラシ、HPなど)が相当めんどくさいにも関わらず、それでも自分でやるのですから、相当な意欲がないと絶対無理。
なので、施術や接客などに相当な意欲があります。これは間違いない。リラクゼーションサロンでただなんとなく施術しているセラピストとは、はなっから何もかも違うんです。覚悟が違う。
そういう意識高い系だからこそ、意識低いセラピストと仕事するのが苦痛に感じるし、「もっとこうした方が!」という気持ちも出てくる。さらに自分に付いてきてくれるお客さまがたくさんいて数字も取れるセラピストだったら…自信持って独立しちゃいます。
それでも独立セラピストをリピートしない理由
上手いとは、受け手側(お客さま)との相性もありますが「接客」や「技術」や「提案力」などのどこかしらは上手い、という意味です。
そう。分かっているんです。上手いことも意欲も高いことも。でもわたしはリピートしていません。意識してリピートしないのではなく、気づいたら選択肢から外されている、という感じ。
でもね。施術と接客を受けた後はめちゃくちゃ感動しているんです。しかも勉強にもなるし、質問なんてしたらしっかり答えてくれるし、内装も行き届いているし。ただただ「すごいな〜」と関心して帰ってくる。でもリピートしない。なんで?
この理由を一言でいうと、
「息苦しい」
です。
分かりづらいと思うので、リラクゼーションではなくカフェで例えてみます。
例:オーナーさんがこだわって入れたコーヒーを飲めるカフェ
席数もめちゃ少ない。以前たまたま入ったとき、あまりにもコーヒーが美味しかったので色々質問したりして、ちょっと打ち解けて感動して帰った。
もう一回行こうかな〜と思うけど、わたしはたまの休日でゆっくり本を読んでカフェで過ごしたい。あのカフェだとオーナーさんと多分マンツーマン。
もし話しかけられなかったとしても、狭い空間でオーナーさんとほぼ二人きりの状況で、ゆっくり本なんて読めない。→行かない。
例:チェーン店の大箱カフェ
席数はめちゃ多い。以前たまたま入ったとき、チェーン店にしては結構コーヒーが美味しかったので感動して帰った。
たまの休日でゆっくり本を読んでカフェで過ごしたいな〜と思い色々検索していると、この前のカフェがヒット。
そういえばコーヒーも結構美味しかったし、ゆっくり本も読めそう。→リピート。
チェーン店のリラクゼーションサロンをリピートする理由
チェーン店の大箱カフェのように、ある程度ほっといてくれる感じの接客の方が気軽なんです。100%勉強しに行っているのなら独立セラピストのサロンでもいいんですけど、休日なのでゆっくりしたい。
そしてチェーン店のカフェを出て行く時に、「今日は寒いですね。お気をつけて」とか言ってもらえたら、めちゃ感動するしその程度でいいんです。スタバとかそうかもしれません。
もちろんコーヒーは全力で美味しいものを入れて欲しい。でもそれ以外は気軽さがほしい。わたしに常に意識を集中されると、息苦しいんです。この感じわかりますか…?
リラクゼーションサロンでいうと、担当のセラピストに施術は全力でやってほしいけど、周りにもいろんなお客さまがいて、ちょっと話し声とか聞こえてくる感じ。そして次行った時には、別のセラピストに当たってワクワクするとか、嫌な思いしたら別の店舗に行ってみる、とか。
これくらいの方が、わたしはいろんな意味で気軽なんです。後は、チェーン店の方がアプリで予約できたりキャンセルできたり、そういった意味でも気軽。
自分でも、独立セラピストのサロンをリピートしない理由がまさか「息苦しいから」だなんて、思ってもみませんでした。でも突き詰めると多分これ。新たな発見でした。