先日記事にしましたが、セラピストを辞めたいと思う原因の第2位が人間関係でした。
therapist-shiraco.hatenablog.comでは、なんで人間関係がうまくいかないのでしょうか。また、解決する方法はあるのか。
今回は、人間関係がうまくいかないセラピストの原因と解決策、をお伝えします。
- 人間関係がうまくいかないセラピストは感情をコントロールすればいい
- 人間関係がうまくいかないセラピストが感情をコントロールするには?
- 人間関係がうまくいかないセラピストが感情をコントロールできるようになるとどうなるか
人間関係がうまくいかないセラピストは感情をコントロールすればいい
リラクゼーションセラピストじゃなくても何の職業でもそうですが、感情の起伏が激しい人は人とうまく付き合うことができません。
自分の調子がいいときは機嫌がいいので大丈夫ですが、調子が悪いときやミスとしたとき、しかられたとき、疲れたとき、上手くいかなかったときに、感情を顔に出したり態度に出たりするセラピストいますよね?
こういうセラピストは信用されないですし、敵を作ってしまいます。嫌な感情は相手にも伝染しますので「あの人すぐにイライラするよね」となります。
これがちょっとずつ毎日違うセラピストに伝染していったら・・・。もうお分かりですよね。
感情のままに態度に出すのは子供がすることです。子供は痛かったら泣きますし、叱られたらあからさまに落ち込みます。
でも大人は社会の中にいる以上、感情をコントロールをすることが必要です。周りのセラピストのためでもありますが、回りまわって確実に自分のためになります。
実はわたしもプライベートだと度々やってしまうのですが、仕事では一切出しません。それは自分の首をしめることが分かりきっていますし、プロだからです。プロは自分のポジションが危うくなるようなことは、一切しません。
こうやって偉そうに書いていますが、プライベートでもできるようにならないとダメですね…。がんばります。
人間関係がうまくいかないセラピストが感情をコントロールするには?
一言でいうと、うまくいっているふりをするだけです。
ちょっとわかりづらいでしょうか?噛み砕くと、
・嫌なことをされても気づいていないふり
・嫌なことが起きても上機嫌なふり
・嫌なことが起こっていても機嫌がいいふり
・怒っているけどなんでもないふり
・気にしているけど気にしていないふり
わたしは今でも毎日使っています。
最初はかなり難しいです。はっきり言っておきますが、そう簡単にできるようになるものではありません。訓練でできるようになることなので、心してください。
嫌なことをされて、それにはむかっていくから自分も相手も嫌な思いをします。しんどい思いをするんです。
そんなことは相手にしないことです。めちゃくちゃなことを言われても「わたしはそんなことは気にしません」と心の中で唱えて、口角をあげておきます。もっと上級になると、気づいていないふりができるようになります。
毎日嫌なことは頻繁に起きます。でもそれに一喜一憂しているから、自分に余裕がなくなっていくんです。みんな心の中では「えー!?」と思っています。でもそれを口に出してしまうセラピストは人間関係がうまくいかない人。
どんなことが起こっても「そうか。だったらどう対応したらいいのかな」と心の中で唱え、余裕のある物腰で対応する。心の奥底では「うわーきついなー」と思っていてもです。
人間関係がうまくいかないセラピストが感情をコントロールできるようになるとどうなるか
徐々に信頼を獲得していきます。精神が安定しているセラピスト(そう見える人)は周りのセラピストを安心させるので、実力がそんなになくてもなぜか頼られるようになります。
あとは、自分の実力を見た目に合わせていくだけです。あせらないで一つずつ出来るようになれば大丈夫です。
心が落ち着いている(ように見える)セラピストが、一つ一つ丁寧に出来るようになっていく様子は、先輩セラピストから見てもとても気持ちのいいものですし、後輩セラピストからみても頼りがいがあります。
内面がまったく追いついていなくても、精神が安定しているふりをしていれば、だんだん見た目に内面が追いついてきます。そうなれば、ふりをしていただけなのに本当に精神的に安定しているセラピストになっています。
これはわたしが実際行っている方法です。もし人間関係で悩んでいるのでしたら、ぜひ試してみてください。