セラピスト辞めちゃうの?

リラクゼーションセラピスト歴10年以上。続けるコツなどをコラムで配信しています。

施術を時間通りに終われないセラピストが、どれだけプロ失格なのかを書いておく。

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リラクゼーションサロンやセラピストあるあるですが、時間に遅れるセラピスト、いますよね。

 

今回の「時間に遅れる」とは出勤時間に遅れることではなくて(論外)、施術時間をおして時間通りに終われないことを言います。

 

この「時間通りに終われない」ことが、どれだけ迷惑なことなのかをつらつらと書いていきます。ちなみに遅れることのメリットはゼロ。断言します。

セラピストがお客さまの時間を奪うことになる

時間に遅れるセラピストの言い分はだいたいこんな感じ。
「なかなかほぐれなくて、ちょっと時間オーバーしちゃった」
「話すのに夢中になって、遅れちゃった」
「あぁ…遅れた、ごめんね(常習)」

 

これ、お客さまに言えますか?言えるはずないしですし、でもお客さまは終了時間が遅いことくらい分かっていますよ?

 

電車の時間があるかもしれないですし、
待ち合わせの時間が迫っているかもしれないし、
10分もあればトイレだっていけるし、
ATMでお金を下ろすことだってできる。

 

このように、お客さまは頼んでもいないのに長く施術されて、逆に迷惑に感じる方もいます。たくさんやってあげた!という考えは、セラピストの傲慢でありエゴです。

 

気持ちいい、気持ちよくないの前に、お客さまとの約束を守る。この時間に終わります、と言ったならきっちり時間は守る。時間内に全力を尽くして、そしてその料金をいただく。これがプロです。長めに施術したいなら、提案して了承してもらい施術を延長すればいい。

 

また、もし次のお客さまの予約が入っていたらどうでしょうか。そのお客さまにまで迷惑がかかります。もしかしたら60分受けようと思っていたのに、セラピストが時間をおしたせいで50分に変更せざるを得ないかもしれない。本当に誰も得しません。

 

他のセラピストの信用に関わる

もしペアのお客さまだったとして、一緒に担当したセラピストが大幅に時間をおしてしまった場合、時間通りに終わって待っているお客さまはどう思うでしょうか。

 

あのセラピスト(時間をおしてる方)の方が丁寧にやってくれるのかな
自分は手を抜かれたのかな
同じお金を払って時間が短いのは嫌だな

こんな風に思うのではないでしょうか。

 

どうしてきちんと時間通りに終わって、プロとしてしっかりお仕事しているセラピストが、お客様からこんな風に思われなければいけないのでしょうか。

 

時間を守れないセラピストとペアになったばっかりに、時間を守っている方のセラピストの印象が悪くなるなんて本当に最悪です。他のセラピストの信用に関わりますので、絶対に時間は厳守してください。

 

他のセラピストの仕事を増やすことになる

もし時間通りに終われなかったセラピストが、次に予約が入っていたとしたら。当たり前ですがおしているので、もうすでに次のお客さまが待っている状況だとしたら。

 

手の空いている他のセラピストが、フォローに入るしかないですよね。時間通りに来ていただいているお客さまにはなんの罪もないので、当然です。ですがそれはお客さまの為であって、遅れているセラピストの為ではありません。

 

もしペアのお客さまで片方がおしていたら、時間通りに終わったセラピストが片付けや会計を全て任される羽目になります。

 

このように、どこまでいってもメリットなんてありません。
デメリットならもっと言えますけどね。

 

やむ終えない時は目の前のお客さまを最優先にする判断を

かといって、本当に誰が見てもやむ終えない理由でおしてしまうことも、たまにですがあります。

 

一人でしか対応できない時に電話がなったり、そんな時に限ってなかなか電話がきれなかったり、カウンターにお客さまが予約を取りに来られたり、荷物が届いたり、また電話がなって…とか。

 

ここまで重なる時はあまりありませんが、もし起きてしまったら、目の前のお客さまを最優先する判断をしてください。

 

さきほどの例だと、1回電話に出たらもう次は出ない(留守電になるなど)とか、予約は施術の分数だけ決めて内容は担当するセラピストとじっくり決めてもらうとか。

 

どんな時でもちゃんと対応すれば、目の前のお客さまを最優先していることは必ず伝わりますので、トラブルになることも防げます。

 

時間をおすだけでプロ失格。厳しいかもしれませんが、すべて実体験に基づく本当のことです。時間厳守でいきましょう。