よくお客さまから、「ずっと痛いのですがどうやったら楽になるんですかね~?」と聞かれます。毎回といってもいいほどです。
そう聞かれたときに、わたしが必ずお伝えすることがあります。今回は、そのことをお話しますね。
身体が楽になるには、基本的な生活を見直すことが最優先
お客さま自ら、「やっぱり運動ですかね」とか「姿勢を意識できていないからかな」とか自己分析されますが、違います。
理想は小学校から中学校の生活リズム
身体は普段の生活がすべて反映されます。一番理想的なのは、小学校から中学校での生活。具体的にあげていきます。
【月~金】
・6時半に起きる
・7時朝ごはん
・8時半には学校に着き着席
・授業を受ける
・12時給食かお弁当
・13時から授業
・掃除
・部活
・19時帰宅して食事
・20時お風呂
・宿題
・23時には寝る
【土日】
・休み
どうでしょうか?できていますでしょうか?学校のところは会社に置き換えてくださいね。決まった時間に起きて、バランスのとれた食事をして、勉強して運動もして、決まった時間に寝る。理想中の理想です。
なぜ小学校から中学校の生活が理想なのか
それは身体にとってストレスがないからです。具体的にいうと、朝日を浴びれば身体が朝だと認識していますし、お昼になったらインスリンが低下してお腹がすいてくる。たくさん動いて日が暮れたら、勝手に身体は休むモードに入ります。
人間の身体のサイクルに沿った生活=小中学校の生活リズム、ということになります。
基本的な生活リズムが崩れると、身体はストレスに感じる
たとえば朝起きるのが苦手で朝ごはんを食べない方。ギリギリまで寝て、着替えてバタバタと出かけるのが日課だとします。身体は寝ているのに、急にONモードで動かなければいけない。腸も当然寝ているので便意もくるわけがないし、朝ごはんも食べずに刺激もないので便秘になる。
これだけで身体にストレスがかかっていることは誰だって分かるのですが、なぜか自分のことになると分からなくなるんです。いつも便秘で…と悩んでいる。
他のことも全て同様です。忙しすぎてお風呂に入らずに寝てしまう、とか。でも結局朝入るんですよね?同じ時間を使っているのですから、夜に入った方が睡眠の質もぐんと上がります。
多少無理やりにでも生活リズムを維持すれば、意外にも身体のストレスは減って楽になっていきます。
土日は思いっきり自分を甘やかす日にする
生活のリズムが大事!といっても、ずっとでは息苦しい。そのための土日です。できたら起きる時間と寝る時間はあまり変えないで、他は完全フリーです。
何を食べてもいい。ごろごろしてたっていい。起きる時間と寝る時間以外は、もう何だっていいです。これもある意味一週間のリズムです。
土日が休みではない方は、自分の休みの日を土日に置き換えてみてくださいね。
一番できそうな生活リズムから始めてみる
だめだ…全部ボロボロだ…という方でも、できそうなことからつぶしてください。どれだけむちゃくちゃな日を送っていても、24時までには絶対寝る、とかでもいいです。
それだけで身体のストレスが大きく一つ減りますし、一つできれば繋げていけます。たとえば、お風呂に入ってから24時までに絶対寝る、と繋げることができる。こんなことでも1年続けられたらすごいですよ。
運動は、基本的な生活が少しでもできるようになってから取り入れましょう。まずは身体を正常なリズムに戻すことが最優先です。