最近インフルエンザ流行っていますね。
どこのリラクゼーションサロンでも、「インフルなのでキャンセルします…」とお客さまから連絡を受けていると思います。あぁ…2月の閑散期にインフルの追い打ち。辛いですよね。
今回は、過去のわたしの「リラクゼーション失敗談」をお話します。セラピストとして知っておかなくてはいけない知識ですので、ぜひどうぞ。
全身の関節が重くリラクゼーションサロンへ
まだセラピストではない若かりし頃。
全身の関節が地味〜に重く、特に背中と脇と腕が詰まっているように重くだるい。「あぁ…全身に疲れがたまっているんだな…」とリラクゼーション大好きなわたしは、オイルでしっかりほぐしてくれるサロンをチョイス。
あまりにも辛いので適当に近くにあるサロンにしたのですが、入店してコースを言うと、ヒアリングなしで即ベッドに案内され、着替えて待つように言われました。
「オイルのサロンなのに接客あっさりしてるの珍しいな〜。ま、今日は身体もダルいしちょうどいいかな」と、ちょっと違和感も感じながらも、すぐに施術がスタート。
わたしが言った背中と脇と腕をかなり強めに「グリグリグリ〜〜!」とオイルを使ってグーリグリ。その時は、「あーめちゃくちゃ強めで痛いけど、こんなに詰まっていたんだなぁ」と思っていました。
帰ってしばらくすると熱が急上昇
家に帰り、あれだけリンパやらなんやらを流してもらったんだから楽になるはず…ん?でも身体がダルい…え?熱ある。しかも寒気ハンパない。結局次の日は高熱で仕事を休んで病院へ。とほほ。
そのときに気がつきました。
昨日のあの全身の疲労感は、風邪の前ぶれだったんだと。
全身でウィルスが増殖しているときだったんだと。
今思えば、あの時は単なる疲労感とはちょっと違って、全身がダルくて重い感じがしたし(一部分ではない)、節々が痛く重く感じていました。こういうときは、リラクゼーションだめなんだ、と分かりました。
セラピストがお客さまの体調に敏感になろう
いまだにこの苦い経験は活かされていて、「あ!この身体のダルさはリラクゼーションダメなやつ!」と分かります。でもね。こういう時のダルさって、無性にリラクゼーションに行きたくなるんですよ。いまだに「ハッ!危ない危ない」となります。
なので、施術前にお客さまの体調などをヒアリングしたときに、「全身の節々がダルい」とか「風邪のひき始めで身体が重い」とか言われたら、わたしはきちんと説明した上で施術をお断りしています。
セラピストはお客さまの病気を治療することはできないけれど、未然に防いだり、ひどくならないように知識を教えてあげることはできる。
そのためには、知識を勉強することはもちろん大事ですが、それよりもセラピストがお客さまの身体や体調に敏感になってあげることの方が重要だと思っています。気づいてあげれなければ、知識はなんの意味もないですから。わたしが行ったオイルのサロンがいい例です。
病気の前ぶれで身体がつらいときは、美味しいものを食べてたっぷり寝るのが一番!ですね。